現在、仙道や小周天を本格的に師に付いて習おうとしたら、首都圏の場合、下記のような6つくらいしかしっかりした気功教室はない。この“しっかりした気功教室”という意味は、師匠の人物性や気功指導能力の高さだけを指しているのではなく、仙道や小周天の「修行の階梯」がはっきりしているか否かを指しており、大変重要な事柄である。
伝統的な仙道・小周天修行の階梯は5つに分けられ、次のようになっている。
Ⅰ. 築基
Ⅱ. 練精化気
Ⅲ. 練気化神
Ⅳ. 練神還虚
Ⅴ. 還虚合道
この5つの階梯は、さらに各段階でそれぞれ細分化されており、伝統的仙道であれば、16~20段階にもなる。修行者にとっては、「自分のレベルは、今、どの辺りにあるのか?」が大体わかるようになっている。これをきちんと指し示しているかどうかが、仙道・小周天の教室としてしっかりしているかどうかを表している。
自分のレベルを客観的に知ることによって、修行者が今の段階で何をやって行けば良いのか?、どうすれば次の段階へ行けるのか?を知ることができる。これが、良い気功教室の特徴である。良くない気功教室へ行くと、この「修行の階梯」がよくわからない。だから、修行者は壁にぶち当たって、そのままとなってしまう。仙道・小周天に関して良い気功教室を探している人がいたら、まず、この基準で気功教室の良し悪しを判断していただきたい。
そして、「修行の階梯」がしっかりしていると言っても、もちろん、最初は、築基段階でものすごく動功に重きを置くところや、タントウ功でエネルギーを貯めてから静功に入るところなど、各指導者により、練功内容は千差万別である。個人個人の性格による気功への取り組み方の違い、意識の違い、師匠との相性という問題があるので、自分に合う師匠選びは、何度も慎重に行なって欲しい。
<「修行の階梯」がはっきりしているしっかりした仙道・小周天気功教室>
・道家龍門派 神山道元(屠文毅)氏
http://blog.livedoor.jp/kinoigaku/
・ユニバーサルタオ 謝明徳氏
http://www.universal-tao.com/
日本におけるユニバーサルタオのワークショップ・情報については、次の有力なお弟子さん3氏から得られる
大内雅弘氏
http://www.taozen.jp/
永江多鶴子氏 毎年タオガーデンから上級インストラクターを招いてワークショップをやっている
千葉県在住 tazuna@pop16.odn.ne.jp
小木曽多香子氏 熱心で元気なユニバーサルタオインストラクターである
京都市南区吉祥院高畑町58
・韓国仙道<石門呼吸> ハンダン氏、松鶴氏
http://www.sekimon.net/
・無為気功養生会 廖赤虹氏、廖赤陽氏
http://www.muikiko.com/
・気功革命 盛鶴延氏
http://www.kikoukakumei.com/
・喜臨門気功 牛丸天真氏
http://ki-ten.sakura.ne.jp/ki/index.html