高藤氏が、大陸書房から1979年に出した第三作目の著作である。
この本は、仙道の仙人とは何か?仙道の不老不死とは何か?について、高藤氏が調査した不老不死の仙人の例や、当時の世界の長寿者たちの科学的研究についても書かれている。物質の究極の極微の姿である「気」を高めていくと、どこまで行けるのか?ということについて、小周天の成就、陽神の出し方、大周天、宇宙との合一まで書かれている。この本は、仙道の理論・事例を詳細に調べて、高藤氏が書いたいわば実践家による理論編と言うことができる。派手さはないが、大陸本に共通する誠実な著述となっている。
仙人不老不死学(1979)