高藤氏が、大陸書房時代、1978年に出した初めての著作である。
この本には、高藤氏の仙道との出会い、即ち、どうして台湾に行くことになったか?に始まり、仙道の達人から教わった不思議な「気」との出会い、運動や気功(天丹法)、仙道を進めるための食餌法について書かれている。非常に地道にまとめられている。が、気の修行法の後半は、少しだけページが足りないという感じを否めない。後の本でフォローが必要である。しかし、高藤氏が初めて書いた最初の本であり、仙道に対する相当の意気込みが感じられ、仙道を日本に初めて紹介した記念すべき書籍である。
仙人入門(1978)